こんにちは。ミミコです。

吃音シリーズ5回目です。

ママ
子どもに「僕はどうしてどもるの?」と聞かれたの。
「そのうち治るわよ」って答えたけど、どう言えばよかったのかな?
どもっている本人だけでなく、きょうだいやお友達からも聞かれることがあります。
どちらも場合も、素朴な疑問として聞いてきているので、はぐらかしたりせず、分かるように説明してあげたいですよね。
子どもが聞いてきた時は、「どもっていてもいいんだよ」と伝えるチャンスです。
きょうだいやお友達の吃音への理解が深まれば、吃音がある子どもたちが過ごしやすくなります。
この説明が正解だ!という魔法の言葉はありませんが、参考にしてください。

ミミコ
この記事は、子どもと吃音について話す時の具体例を挙げます。

1.本人から吃音について聞かれた時の返事

疑問に答える

本人
僕はどうしてどもるの?

頭の回転が早くて、口がついてこないんだよ。

僕だけじゃなくて、他にもどもるお友達がいるよ。
どうしてどもるか、お医者さんにもはっきり分からないんだって。

どもる時もどもらない時もあるよね。
不思議だね。

子どもが質問してきた背景を知る

お友達から吃音について聞かれたり、からかいのサインかもしれません。

なぜ子どもが質問したかを尋ねてみます。

お友達に何か言われたの?

お友達ってだれかな?

わざとじゃないし、僕は悪くないよ。
先生からお友達に、わざとじゃないよって、言ってもらおうね。

「どもっていてもいい」ことを伝える

色んな話し方があっていいんだよ。
ママは僕とお話しするのが楽しいから、もっとたくさんお話ししたいな。

どもっているからダメだとか、ママは全然思わないよ。
スラスラ話すのがいい事でもないよ。

ママは今のままの僕が好きだよ

子どもの気持ちを聞く

本人
あ、あ、あ、ってなるの、嫌だなあ

そうか。嫌なんだね。(1回受け止める)
どうして嫌なの?

からかわれるもん。
真似されるもん。
笑われるもん。
きちんと聞いてくれないもん。
からかわれて嫌だったんだね。
ママもそんなことされたら嫌だな。
お友達とお話しするのも嫌?

お話しするのは楽しいよ。
今日はゲームの話をしたんだよ。
今度、からかわれたら、どうしようか。
「わざとじゃないから、からかわないで」って言ってみる?

うん。言ってみる。
僕は病気なの?
どうしてそう思うの?

おしゃべりするとき、喉がギュッてつまって、声が出ないんだよ。
そうか。声がでないんだね。
声がでなかったら、びっくりしちゃうね。
どうしてギュッてなるか、今度お医者さんに聞いてみようか。

兄弟児やお友達から、吃音について聞かれた時の返事

きょうだい・友達
どうしてお兄ちゃんは「あ、あ、あ」って言うの?

これがお兄ちゃんのしゃべり方なんだよ。
どうして、あ、あ、あ、って言うのか、お医者さんにも分からないんだって。

お兄ちゃんもわざとやっているんじゃないんだよ。
お兄ちゃんとのお話は、聞き取りにくい?

そんなことないよ。

ママ
そうなんだね。
ゆっくり最後まで聞くと、お兄ちゃんもお話ししやすいんだよ。

ミミコ
もっといい返事の仕方があるかもです。
色々アレンジしてみてくださいね~。

まとめ

    • 子どもが吃音について聞いてきた時は、吃音を話題にするチャンス
    • 子どもからの疑問には、はぐらかしたりせず、分かりやすい言葉で答える
    • 子どもの気持ちに共感する
    • どうしてそのような気持ちになったかを聞いて、理解を深める

     

    参考文献
    1)歴史的事実を踏まえた吃音の正しい理解と支援;菊池良和, 小児耳35(3):232-236, 2014
    2)記憶・情動系の可塑性と吃音の治療;都筑澄夫, 音声言語医学43:344-349, 2002
    3)吃音を意識した年齢に関する検討;菊池良和ほか, 音声言語医学56:321-325, 2015
    4)吃音患者への対応;森浩一, 日耳鼻:2015
    5)子どもがどもっていると感じたら;廣嶌忍ほか, 大月書店, 2004
    6)子どもの吃音 ママ応援BOOK;菊池良和, 学苑社, 2016
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