アラーム療法
こんにちは。ミミコです。

ママ
おねしょが治らないので、見よう見まねで生活改善してみました。
それでも治らないので、アラーム療法を試そうかな…
アラーム療法は効果が高く、副作用のない治療です。
しかし、継続するにはガッツが必要で、途中でやめてしまうことも多いのです。
「よし!やるぞ!」と決心したならば、医師の説明を受けたうえで、正しい方法で取り組むことをおススメします。
労力少なく、モチベーションを保てますよ。

ミミコ
この記事は、夜尿症のアラーム療法 について解説します
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アラーム療法とは

アラーム療法とは、睡眠中の排尿を気づかせ、起きてトイレに行くか、または我慢できるようにすることで夜尿をしないようにする治療です。

治療により,夜間の膀胱の蓄尿量が増え、夜尿を減らします。

なぜアラーム療法で膀胱の蓄尿量が増え、夜尿が治るのかは十分に解明されていません。

アラーム療法の利点・欠点

利点

  • 副作用がない
  • 生活改善や薬物治療よりも治癒率が高い

欠点

  • 子どもにとって、夜中に起こされるのはつらい
  • 夜中に起こされた上に、アラームを止めたりトイレに行くのが面倒
  • 他の家族を起こしてしまう
  • アラームの誤作動
  • 音にこわがる
  • 途中でやめてしまうことが多い
  • 起きない子どももいる
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本当に夜尿がなくなるの?

約 7 割の治癒率と 15%程度の再発が報告されています。

アラーム療法 治癒率と再発率

アラーム療法 治癒率と再発率

アラーム療法に適しているのは?

  • 睡眠中に尿が貯まっても目が覚めないタイプの夜尿症
    (尿量が多いタイプの夜尿症は薬の適応が多い)
  • 子どもと親のモチベーションが高い
  • 週3回以上夜尿がある
  • 生活改善で治癒しない夜尿症

夜尿症のタイプにもよります。
子どもがどのタイプなのか、受診するのが治癒への近道です。

アラームはどうやって準備するの?

治療の一環として貸し出している医療機関もあります。

ウエブサイトでも購入できます。

実際にどうやって取り組むの?

  1. 毎晩就寝前に、アラームをセット
  2. 治療開始間もない頃は、毎就寝前に「アラームが作動したら、アラームを止めてトイレで排尿する」ことを確認
  3. アラームが作動したら子ども自身がアラームを止め、起き、トイレで残りの排尿をすませる
  4. 治療を開始した時点では,子どもは目覚めずに眠り続けることが多い。しばらくは親に起こしてもら
    うことで対応
  5. 子どもが完全に目覚めることと、夜尿を認識することが,アラーム療法を成功に導く
  6. 排尿後に寝室に戻り,シーツと下着やパジャマを替え、アラームを再度セットして眠る(2回目以降はアラームをセットしないこともある)

アラーム療法の注意点は?

  • シーツや着替えはベッドの近くに用意しておく
  • 親がアラームで患者が起きるのを助けたり、子どもにベッドのシーツの交換を教える
  • 成功した日,失敗した日の日誌をつける
  • 成功した日や、失敗しても対応がうまくいった日には褒める
  • 失敗した日にペナルティを設けるのは逆効果

継続と終了の目安は?

継続の目安

以下のように経過が良好ならば、治療を続けます。

  • 漏れが減ってきた
  • アラームで覚醒できるようになってきた
  • 早朝にアラームが鳴るようになってきた
  • 一晩でのアラーム作動回数が減ってきた
  • 夜尿日数が減ってきた
  • 14 日間連続で夜尿が消失するまで、アラーム療法を継続する
  • ここまでには、12~16 週間程度かかる(もっとかかる場合も)
  • アラーム療法を 3 か月継続し、完全に夜尿が消失しない(14 日間連続で夜尿が消失しない)が、夜尿日数が減っている時は、継続する

    終了の目安

    • 最低限14日間連続で夜尿が消失した時
    • 3 か月行っても全く効果がない時は、別の治療を考える

    再発したらどうするの?

    • 再発時(2 週間で 3 回以上の夜尿)にはアラーム療法を再開する
    • アラーム療法中止後の再発では、1 回目の治療によりも早くに効果がみられる
    • 再発のリスクを減らすためには,オーバーラーニングを行う
      →アラーム療法で夜尿がなくなった時点で,睡眠 1 時間前に飲水量を増やしてアラーム療法を続行する
      →これを 1 か月続けて再発がないことを確認してからアラーム療法は終了

    ミミコ
    親子が協力して乗り切りたいですね!
    ご成功をお祈りしています!

    まとめ

    • アラーム療法は効果の高い副作用のない治療
    • アラーム療法には、適応ー不適応がある
    • 14日間連続で夜尿が消失したら、終了を検討する
    • 3ヵ月間の治療で効果がなかったら、他の治療を検討する
    • 成功のカギは、子どもがアラームで目覚めて夜尿を認識することにある

     

    参考文献
    1)単一症候性夜尿症(monosymptomatic nocturnal enuresis)の薬物治療;大友義之他, 日児腎誌, 2016
    2)夜尿症診療ガイドライン 2016;日本夜尿症学会編:診断と治療社, 2016
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