こんにちは。ミミコです。

吃音シリーズ2回目です。

前回、子どもの吃音は3歳くらいから出始め、就学前に治ることが殆どですが、就学後も続くこともある、と説明しました。

ママ
うちの子、来年小学1年生なのよね。
このまま続くとしたら、どんな経過をたどるのかなあ?
そう。就学後に持ち越した吃音は自然治癒しにくいんです。
「じゃあ、どうすればいいのかな?」とはやる気持ちを抑えて、まずは就学以降、吃音はどのように変わっていくのか、を知っておきましょう。

ミミコ
この記事は、子どもの吃音の経過について解説します

吃音はどのように変わっていくのか

吃音の変化は個人差が大きいのですが、医学的には4段階に変わっていきます(吃音の進展)

時間の経過とともに本人の意識や吃音の症状も変わってきます。

①発吃して間もない頃

い、いっしょに、あ、あそぼう!
●緊張やもがきが少ない、楽な繰り返しや引き伸ばしが多い
●吃音を意識しない
●気にしない
●どもりながら友達と遊ぶ

②小学校へ入学

きっ、きっ、きょう
……いっ、いっ、
……いっしょに、あっ、あっ、
……あそぼう

つっかえるの恥ずかしいなあ
本読み、いやだなあ
●随伴運動がでる
●ブロックタイプが目立つようになる
●吃音の波(出たり消えたりを繰り返す)が少なくなり、慢性的に症状がでる
●吃音の自覚がでる
●人前で話す、電話などが苦手になる
③小学生・中学生・高校生

……っ、はっ、
…………っはい

言いたいことが言えない
笑われているかもしれない
●吃音に対する工夫(吃音の出ない言葉への言い換え、言うのをやめる)
●ますますブロックが増える
●吃音のある自分を恥ずかしく思う
●吃音を隠そうとする

④小学生・中学生・高校生(早ければ小学校高学年)

……………

友達がほしいけど話せない
僕はダメな人間だ
●話さなくなるため吃音が目立たなくなる
●自分の存在を否定したり嫌気がさしたりする
●人付き合いを避ける
●誰にも相談できずに一人で悩む

ミミコ
吃音がある人の全員が4段階に進展する訳じゃないけど…。
言葉がなめらかに出てこないことが、心の問題にまで発展してしまいます。

ミミコ
まずは、進展させないこと、心の問題を深くさせないこと!
たとえ心の問題に発展したとしても、次の段階を目指すこと、を考えましょう!
そこで、次の段階に進んだ方を紹介します!!!!
⑤次の段階( 吃音の達人へ!!

あ、
こ、こ、こんちは。
……きっ、吃音?
不便なことも、あっ、あるけど
……、……、まあ、気にするほどでもー、ないね。

自分の仕事をー、……きちんとやっていれば、しゅ、周囲は認めるもんだよ。
しゅ、しゅ、周囲の人も、慣れてーくるしね。
((´∀`)) ケラケラケラ

コ、コ、コ、コツ?
うーん、そーだーなー
き、き、吃音とうまく、つ、つ、付き合うことかな。

ミミコ
達人の域ですよねっ!
心の中までは分からないけど、自分を余裕で楽しんじゃってるように見える。
私も他の人よりどもるけど、最近開き直ってきたのだー。
達人ほどではないけどね!

吃音は言葉と心の問題

今まで説明してきたように、吃音は言葉がなめらかに出ないだけが問題ではありません。

言葉の問題がきっかけで、自分と友達との違いの意識化、友達からのからかい、周囲の適切でない言葉がけ等で、心の問題も併せ持ちます。

その人それぞれ、言葉の問題が大きい人もいれば、心の問題が大きい人もいます。

吃音の問題|言葉と心

ミミコ
心の問題は言葉にも影響します。
幼いうちから吃音を肯定するような関わりをしたいですね

子どもの吃音の経過 まとめ

  • 吃音は成長と共に変化し、医学的には4段階に進展すると言われている
  • 楽な繰り返しや引き伸ばしから、徐々に緊張やもがきが多いブロックタイプに移行する
  • 言葉だけでなく心の問題に進展する

 

参考文献・図書
1)歴史的事実を踏まえた吃音の正しい理解と支援;菊池良和, 小児耳35(3):232-236, 2014
2)記憶・情動系の可塑性と吃音の治療;都筑澄夫, 音声言語医学43:344-349, 2002
3)吃音を意識した年齢に関する検討;菊池良和ほか, 音声言語医学56:321-325, 2015
4)吃音患者への対応;森浩一, 日耳鼻:2015
5)子どもがどもっていると感じたら;廣嶌忍ほか, 大月書店, 2004
6)子どもの吃音 ママ応援BOOK;菊池良和, 学苑社, 2016
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