こんにちは。ミミコです。
ママからの相談でよくあるものの一つに、歯ぎしりがあります。
どうして?
歯がすり減らないかしら…
赤ちゃんの時、上下の前歯が生え始めると歯ぎしりをすることがあります。
多くの場合、乳児期の歯ぎしりは自然になくなるので、気にしすぎずに見守りましょう(…と歯医者さんが言ってました❤)。
*歯ぎしりや噛みしめのことを専門用語で ”ブラキシズム” といいます。
5人に1人は歯ぎしりをする
11歳以下の子供で14 ~20% 、8~29歳の成人で13%、60歳以上の老人では3%で、成人全体の平均は8%の人がブラキシズムがあります。
年を重ねるとブラキシズムは減っています。高齢者では歯の本数が減ることもブラキシズムが少なくなる要因です。
5人に1人なんて、もはや珍しくはありません
大人と子どもでは歯ぎしりの原因が違う
大人の歯ぎしりは、ストレスや体の不調として捉えられることが多いですが、子どもの場合は成長過程での自然な現象であることが殆どです。
●ストレスや睡眠
●逆流性食道炎
●姿勢の悪さや上顎骨のズレ
●集中や緊張
●発育の過程で一時的にみられる
●かみ合わせや顎の動かし方を確認している
幼児
●睡眠中に体を動かすのと同じように顎を動かしていている
●心配事がある
●癖になっている
子どもに歯ぎしりが多い理由
どうやら歯ぎしりは、口の中の発達に一役かっているようです。
歯の生え変わりや噛み合わせの時期ごとに、歯ぎしりでコンディションを整えています。
逆に言うと、永久歯になるとコンディションを整える必要がなくなってくるので、一般的に歯ぎしりは減ってきます。
●3歳:乳歯が生えそろう
●9歳:前歯の4本と奥歯の6歳臼歯がうまく噛み合うようになる
●12歳:乳歯から永久歯に生えかわる。親知らず以外の永久歯が生えそろう
歯科で相談した方がいい場合
そうでしょうとも。そんな時は歯医者さんで相談して、白黒ハッキリつけて、スッキリしましょう!
歯医者さんに相談した方がいいい場合もあるので、ここら辺の見極めは難しいですもんね。
● 詰め物がはずれやすい
● 歯がすり減ってきた
● 極度の歯ぎしり(噛み合わせの問題や顎に影響が出る場合も)
● 日常的な癖に移行しそう
おすすめ図書
イラストや写真をたくさん使っていて、わかりやすいです。子どもに特化した内容ではありません。
歯ぎしりについて まとめ
子どもの歯ぎしりは5人に1人と意外と多く、しかも口の成長に役立っています。気にしすぎず見守りましょう。
それでもやっぱり気になる場合は、歯医者さんに相談しましょう。
2)子どもの歯Q&A;チャイルドヘルス Vol. 7, No. 6, 42(454)
4)ブラキシズムの心理的要因の研究;廣瀬俊司 他, 心身医2015, Vol. 55 No. 7